高梁中央病院

臨床検査科

臨床検査科

臨床検査科の特徴・特色

放射線科の特徴・特色

臨床検査は、患者さんの病気を正しく診断したり、治療方針を決めたり、治療効果の判定になくてはならないものです。検査は、患者さんから採取した血液や尿、便などを検査する検体検査と、患者さん自身を検査する生理検査に大きく分かれます。

現在8名の検査技師が在籍し、生化学部門、血液一般・凝固検査部門、尿一般・輸血部門、生理検査部門、超音波検査部門、検診部門、をそれぞれ1週間単位でローテーションを組んで業務をおこなっております。また、近年では新型コロナウイルス感染症検査としてPCR検査機器を導入し、検査技師が検体採取から検査までおこなっております。

何時でも、誰でも、忙しい部門に応援に入れる体制になっています。目配り、気配り、心配りをモットーに患者さんに接しています。患者さんのために正しい診断ができるよう正確で迅速な検査を提供します。生理検査では患者さんに笑顔で接する事により検査に対する不安を少しでも和らげたいと考えています。 患者さんが安心してより質の高い検査が受けられる様日々努力を続けています。

科長  福島 明徳(ふくしま あきのり)

東芝 TBA2000FR

生化学検査装置

(機器:東芝 TBA2000FR)

生化学検査とは、血液中に含まれている様々な成分を分析して病気の診断、治療の判定などに利用します。主に、それぞれの要素だけではなく、複数の検査の組合せで診断します。また、特徴として調べる臓器によって検査項目が異なります。当院では、『TBA2000FR』機器を導入しております。この装置では、1時間あたり最大1600テストの処理能力を備えており、従来に比べ短時間で測定できるようになり、迅速に、信頼性の高い検査結果を提供できます。

免疫測定装置の紹介 (機器:Alinity i)

免疫測定装置

(機器:Alinity i)

体のどこかに腫瘍ができると、血液中や排泄物中に、たんぱく質や酵素、ホルモンなどの特別な物質が増えてきます。この物質が腫瘍マーカーと呼ばれています。腫瘍マーカーを検査することで、腫瘍の発生や種類、進行度などを判断できます。当院では、AFP・PIVKAⅡ(肝臓)、CEA(消化器系全般)、CA19-9(胆道系・膵臓)、PSA(前立腺)の4種類の腫瘍マーカーと、ProBNP(心不全検査)、トロポニンI(心筋梗塞検査)、TSH・FT3・FT4(甲状腺検査)、PCT(敗血症検査)、HBs抗原・HBs抗体・HCV抗体(感染症検査)を実施しております。

超音波検査の紹介 (東芝:Aplio400)

超音波検査装置

(東芝:Aplio400)

超音波検査(エコー検査)は、人に聞こえない数MHz~十数MHzの高い周波数の音波を使い、身体の中の状態を調べる検査です。超音波検査は、肝臓・胆道・膵臓・腎臓といったお腹の中の臓器全般から、心臓や血管・乳腺・甲状腺など、肺や気体のある部分と骨の奥以外の検査が可能です。超音波検査(エコー検査)は、X線やCTのように放射線の被曝もなく、とても安全な検査です。 当院では、3名の認定超音波検査士が在籍し、腹部・心臓・血管(頸動脈・下肢血管)・体表臓器(甲状腺・乳腺・リンパ節・関節など) と幅広く検査を行っております。また、新しく『Aprio400』機器を導入し、高精度・高分解能な画像で信頼性の高い診断を臨床に提供しております。

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