理事長のご挨拶

2021年でわれわれは法人設立50周年を迎えました。次なる50年の開始の年に理事長を拝命し、身の引き締まる思いです。
これまでがそうであったように、これからの50年で社会も医療も大きく変化していくことでしょう。将来のことを正確に予測することはできませんが、この高梁に多くの人が暮らし、暮らしには医療が不可欠であることは変わらないでしょう。
医療でたかはしを支える
これが私たちの使命です。
高齢化や人口減少が悪いことのように語られますが、大切なことは今ここで暮らしている人が幸せな人生を送ることです。われわれの仕事は、健康をサポートすること、病気の治療をすること、介護が必要な方のケアをすること、時には死を看取ることで地域の人々の人生を支えることです。患者さんやご家族にとって重要な人生の節目において必要な役割を果たし、信頼に足る医療機関であり続けなければなりません。医療を通じて人を支え、まちを支えること、これがわれわれの使命だと考えています。地域の他の医療機関や介護施設、南部の大病院との連携をとりながら、地域の基幹病院として時代に合った適切なレベルの医療を提供し続けることができるよう引き続き努力していく所存です。
高梁中央病院の病院訓は「和と愛」という言葉です。職員同士は和をもって思いやり、患者さんには愛をもって接するという気持ちが大切だということです。
この精神を職員一同大切にしたいと想っています。
また知識や技術だけでなく、職員同士は和をもって思いやり、患者さんには愛を持って接するという病院訓「和と愛」の精神を常に忘れず、温もりのある病院、働きがいのある病院、地域にひらかれた病院づくりを行っていきたいと思っています。今後ともよろしくお願い申し上げます。


病院長のご挨拶

この度、四月一日より戸田桂介前院長の後任として、高梁中央病院の院長に就任いたしました光延文裕でございます。これまでは岡山大学で老年医学分野教授として勤務し、主に高齢者医療に関する研究・教育および内科診療に携わってまいりました。
長寿化、少子化の進行するわが国は、医療・介護のさまざまな課題をかかえています。長寿化の進展により、医療提供体制は急性期医療から慢性期医療へ、病院完結型医療から地域完結型医療への転換が求められています。そのためには、医療施設の機能的役割分担の推進、つまり大規模病院、中小規模病院、診療所(開業医)などの各施設の機能に応じた医療の棲み分けが必要となります。すなわち、病状の軽い患者さんは中小病院や診療所で、重い患者さんは大病院で診療を行うというものであり、そのためには医療機関間のスムーズな連携が重要となってきます。高梁中央病院は、地域のほかの医療機関および介護施設、岡山県南部の大病院との連携を取りながら、中核病院として急性期から慢性期までの質の高い医療サービスを安全・安心に提供し続けるという地域の中心的役割を担っています。
そのためには、医療知識および技術の向上に努めるだけではなく、「患者さんの立場に立ち、患者さんが安心して医療を受けられる環境」を整え、「職員同士の思いやりにあふれた良好な人間関係」を構築することが重要です。医療から介護まで切れ目なく提供される体制を確保し、地域において健やかな生活を支える病院を目指すとともに、健康長寿の実現に向けた生涯にわたる健康づくりの推進、さまざまな病気の発症・重症化予防、介護予防、フレイル対策、認知症対策などにも貢献できるよう、誠心誠意努力する所存でございます。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。


病院理念
1. |
安心し、納得していただける医療を提供します。 |
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2. |
心の通い合う信頼関係を築いていきます。 |
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3. |
地域の中核病院として、地域医療に貢献します。 |
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基本方針
1. |
急性期から慢性期までの質の高い医療を提供します。 |
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2. |
他の医療機関との連携を密にして、患者さんの選択を尊重します。 |
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3. |
安全な医療技術の研鑽やサービスの向上に努力します。 |
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